『孤独のグルメ』の主な登場人物
井之頭五郎（いのがしらごろう）
輸入雑貨の貿易商を個人で営む。法人から個人まで多くの顧客を抱えており、商談で赴く土地の飲食店で食事することを無上の喜びとしている。好みの店には五郎なりの美学があり、下調べはせず偶然の出会いを大切にする。愛煙家である一方、居酒屋メシや酒場的な風情は嫌いでないが下戸であり、アルハラに対して敏感。束縛を嫌い、自由を好む性格で、独身を貫くが、フランスで若い日本人女優と恋に落ちたことがあり、彼女のことを思い出して感慨にふける一面も。日頃からスーツスタイルを崩さず、祖父が古武術道場の館長だった影響で屈強な肉体と相当な腕前を誇る。父親は他界しており、母に関する言及はない。他に肉親は姉と高校球児の甥がいる。
滝山（たきやま）
五郎の友人で仕事の斡旋をしてくれる。新幹線出張のお気に入り、東京駅地下で買える龍養軒のシウマイ弁当を五郎に猛プッシュする。
小雪（さゆき）
五郎の元彼女。フランス・パリのとあるパーティーで知り合った「若き大女優」。帰国せず、一緒に暮らすことを提案されるが、実現しなかった。後に出張で再訪したパリのアルジェリア料理屋で小雪と訪れたことを回想している。五郎と同じく下戸。
ナカムラのカミさん
学生時代の五郎の彼女。江の島を訪れた際に彼女とのデートを思い出す。今は人妻で二児の母。
井之頭太（いのがしらふとし）
2年前に離婚した姉の息子。高校球児、エースで４番。
父親
既に他界。鳥取を訪れた時に砂丘で父親と幼かった自分が一緒にいる夢を見る。
